【ニューヨーク発】〝格闘技の聖地〟マジソンスクエア・ガーデンが行われたWWE・ロウで、WWE&ユニバーサル統一王者のローマン・レインズ(37)が、引退を表明した総帥ビンス・マクマホン氏の秘蔵っ子で〝Mr.MITB〟ことセオリー(24)を子供扱いした。
真夏の祭典「サマースラム」(30日=日本時間31日、テネシー州ナッシュビル)では、ラストマンスタンディング戦で、宿敵ブロック・レスナーの挑戦を受ける。今週のロウでは「ザ・ブラッドライン」を率いてリングを陣取り、代理人のポール・ヘイマンは「サマースラムの後、ブロック・レスナーは立つことさえ、できなくなるだろう」とレインズの王座防衛を宣言した。
そこへ現れたのが、いつでもどこでもWWEユニバーサル王座に挑戦できる権利を持つセオリーだ。前回スマックダウンでレスナーにボコられたばかりだが、性懲りもなく登場し、キャッシュイン(挑戦権行使)による王座奪取を予告した。
だが、王者レインズは一枚上手だ。「お前のダディー(親分)はもういないぜ。ここは俺のリングだ」と〝不倫スキャンダル〟が報じられ、引退したビンス氏に言及。セオリーはビンス氏のひ護を受けてのし上がっただけに、あざ笑われて顔色が変わった。
ビンス氏の引退は現在も全米の話題の的だけに、観客は大ウケだ。「お前の親分は誰?」のチャントを上げると、絶対王者は「ふざけたことを続けるなら。俺が親代わりになる」とずばりとセオリーに忠告した。セオリーとブラッドラインのウーソズ(ジェイ&ジミー)が一触即発になる場面もあったが、レインズは余裕しゃくしゃくで2人に退場をうながした。
セオリーはその後、「サマースラム」で挑戦するUS王者ボビー・ラシュリーとタッグマッチで激突。リングサイドに現れたドルフ・ジグラーに気を取られた隙に、ラシュリーのハートロックでタップ負けを喫した。さらに花道を引き揚げる際に、ウーソズが急襲。ダブルスーパーキックを見舞ってKOした。ここで、王者レインズが再び登場。ダウンしたセオリーの上に、MITBブリーフケースを置くと「キャッシュインする時はこれを持ってくるんだぞ」と子供を見守る親のように諭した。ここでも「お前の親分は誰?」の大チャントが起きるのだった。
レインズはメインの6人タッグ戦でも大暴れで、リドルにスピアーを叩き込んで快勝。試合後にはかつての盟友で長年のライバル、セス・ロリンズが現れ、アイコンタクトをかわした。ロリンズは「サマースラム」で一騎打ちするリドルにカーブストンプを決めたが、レインズの圧倒的な存在感が〝聖地〟を支配したのは間違いない。
絶対王者につけ入る隙はなさそうだが、果たして…。
「サマースラム」は日本時間7月31日にWWEネットワークで配信される。












