【マサチューセッツ州ボストン発】〝ビンスのまな弟子〟は大丈夫なのか。WWEの総帥ビンス・マクマホン氏(76)の引退表明が世界中に波紋を呼んでいるが、そのビンス氏の秘蔵っ子が〝Mr.MITB〟ことセオリー(24)だ。

 セオリーはビンス氏に帝王学を叩き込まれ、一気に頭角を現してUS王座を奪取。2日のMITBラダー戦も制して、いつでもどこでもWWE&ユニバーサル統一王座に挑戦できる権利を得た。

 今週のスマックダウンでは、メインの6人タッグ戦に登場。ウーソズ(ジェイ&ジミー)と組んでストリート・プロフィッツ(モンテス・フォード&アンジェロ・ドーキンス)、マッドキャップ・モス組と対戦し、白熱の攻防を展開した。

 だが、モスのショルダータックル連打で追い込まれると、MITB挑戦契約書の入ったブリーフケースで一撃。これで反則負けとなったが、試合後もモスにブリーフケースを乱打した。ここで登場したのが〝ザ・ビースト〟ブロック・レスナーだ。

 レスナーは真夏の祭典「サマースラム」(30日=日本時間31日、テネシー州ナッシュビル)で、WWE&ユニバーサル統一王者ローマン・レインズに挑む。一方で、セオリーは王座戦の勝者にキャッシュイン(挑戦権行使)を予告しており、レスナーが〝先制攻撃〟に出た。

 セオリーに近づくといきなり強烈なキック一発。さらに必殺のF5でぶん投げ、怒とうのブリーフケース4連打から2発目のF5でブリーフケース上に叩きつけた。セオリーはあっけなくダウン。ブリーフケース上で動かなくなっていると、レスナーは〝顔じゃない〟とばかりに見下し、カウボーイハットをかぶった。

 ビンス氏という後ろ盾を失った上に、ビーストにボコられ、実力差が浮き彫りになった。「サマースラム」ではボビー・ラシュリーのUS王座に挑むセオリーに、奇跡の目はあるのだろうか。

「サマースラム」は日本時間7月31日にWWEネットワークで配信される。