【ミネソタ州ミネアポリス発】WWEの会長兼CEO(最高経営責任者)で、不倫スキャンダルで渦中のビンス・マクマホン氏(76)が今週のスマックダウン(SD)に登場した。

 国際的に影響力のある米経済紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、ビンス氏が不倫関係にあった元従業員に300万ドル(約4億円)の〝口止め料〟を支払ったとされる問題を、WWEの取締役会が調査していると報道。夫人のリンダ氏はトランプ政権で中小企業庁長官を務めた政治家でもあるだけに、波紋を呼んでいた。

 これを受け、ビンス氏の長女ステファニー・マクマホンがSNSを更新し「調査が終了するまで私が暫定的に会長とCEOを引き受ける」と投稿。ビンス氏は暫定的とはいえ、会長&CEOの座を離れることになった。

 こうした騒動の中で、WWEは「ビンス・マクマホン会長がSDに登場する」と発表した。米メディアによれば、ビンス氏も「特別委員会による調査に協力し、調査が終われば調査結果を受け入れる」との声明を出しており、自身の〝ホーム〟で不倫スキャンダルについて何を語るのか、大きな注目が集まっていた。

 今週のSDのオープニングで、ビンス氏はにこやかな表情で登場。観客も大歓声で迎え入れた。マイクを握った〝ミスター・マクマホン〟は「WWEユニバース(ファン)の前で、リングに立てるのは特別の権利だ」とあいさつ。続けて、WWEの番組冒頭で掲示される4つの言葉について「思い出してもらうためにここにいる。THEN(それから)、NOW(今)、FOREVER(永遠に)、そして最も重要な言葉、TOGETHER(一緒)だ。スマックダウンにようこそ!」と言い、マイクを放り投げた。

 意味深な言葉ではあるが…結局、不倫スキャンダルについては何も語らなかった。今後は特別委員会の調査に委ねられることになるものの、米メディアからは、スキャンダルを調査する取締役会のメンバーに家族のステファニーがいることを疑問視する声も上がっている。世界のプロレス界をリードしてきた〝悪の天才〟は一体、どうなるのだろうか。