西武は20日、元守護神左腕・高橋朋己投手(31)の現役引退を発表した。

 高橋は2012年のドラフト4位で西濃運輸から西武に入団。2年目の14年シーズン途中に抑えに抜擢され2勝1敗29セーブ、防御率2・01をマークする。

 開幕を守護神として迎えた15年はオリックスとの開幕3連戦で史上初の開幕3試合連続セーブをマークするなど順風なスタートを切った。第1回プレミア12の日本代表1次候補に選出され球宴にも初出場したが、7月の8試合中6試合で失点する不振に陥り8月に入り抑えの座を牧田に明け渡した。

 しかし、その後、高橋の野球人生はケガとの闘いに突入する。16年シーズン中に左ヒジ内側側副靭帯の再建手術(トミー・ジョン手術)を行い、翌17年10月に復帰を遂げたが、18年の開幕早々に左肩を故障すると、その治療とリハビリに時間を費やした。

 早期復帰のメドは立たず、19年シーズンは育成選手契約となり、背番号を「43」から「123」へと変更。その後も状態は上がらず、シーズン終了後、育成契約規約から一度自由契約となり再度、育成契約を結び直した。

 渡辺GMから呼ばれた際に「43番はお前のためにとっておいてある」と再起を期待され本人もその言葉を支えに再起に向かっていたが、その約束は果たされぬまま、背番号「123」のままユニホームを脱ぐ決断に至った。

 高橋の実働は6年間。うち故障やリハビリで離脱していた時期を除けば満足にフルシーズン一軍に帯同できたのは2年目の14年シーズンのみ。

 通算成績は160試合に登板し6勝5敗52セーブ、40ホールド、防御率2・74。太く短い、そしてケガとの闘いに明け暮れた現役生活だった。