日本維新の会の浅川義治衆院議員(比例南関東)が先日、衆議院内閣委員会等で、UFOについて政府の対応を質問したことが話題になった。「UFOを見たことがありますか」と問われた松野博一官房長官は「飛行機と流れ星は見たことがある」、二之湯智国家公安委員長は「見ておりません」と答えた。UFOマニア界は大盛り上がりし、著書「宇宙人革命」を刊行したUFO研究家の竹本良氏は「よくぞ質問してくれた」と大喜び。なぜUFOを議題に上げたのか? 竹本氏が浅川氏に真意を聞いた。
国会議員はアメリカの動きを知らない人が多かったように見えました」と語る。
衆議院内閣委員会での質問は4月8日。その後、5月17日に米下院の小委員会でUFOに関する公聴会が約50年ぶりに開かれ、小委員会のアンドレ・カーソン委員長は「説明のつかないのは事実だが、実在するものだ。調査する必要がある」と強調し、証言した国防総省幹部はUFOを「遭遇してもすぐには特定できない空中の物体」と説明した。
浅川氏は「公聴会のニュースが流れると、『浅川さんの言ってたこと本当じゃないの』と驚く議員もいた。ある先輩議員は『浅川さん、これまでバカにしてたけど応援する』って。バカにされてたんだ、と(笑い)。米国ではUFO、つまり未確認の飛行物体の存在を認めているのに、それを知らない人が多いんですね。もっとも馬場伸幸(共同)代表も遠藤敬国対委員長も、早い時期にお話しして理解され、国防上の重要な問題だと認識されていました」と言う。
竹本氏が「UFOを宇宙人が乗る円盤だと思ってますか?」と聞くが、浅川氏はそこは否定的。だからこそ、質問をしたのだという。
「私はUFOを宇宙人の乗り物という前提で捉えていません。他国の最新の秘密兵器じゃないかと仮定した時に、それがもし日本の領空侵犯をしていたら、重大な国防上の問題だと思います。確認されていない物体だったら、データを集めて調査し、それが何であるかを究明しないといけない。日本は何もしていないに近い。アメリカのような動きを今後もしそうにない。私はそのことに危機感を持っているんです」(浅川氏)
また、竹本氏が「UFOの中には宇宙人の乗り物があります。だって、地球上には57種類の宇宙人がひそかに住んでいるんですから」と断言。浅川氏は「私としては、とてもそのような話には乗れません(笑い)。ただ、仮定論として、地球外生命体がつくったUFOが地球に来ているのだとしたら、太陽系外惑星からだとして、光速でも数十年以上もかかります。生身の生命体が乗ってくるより、人工知能の機械が来て地球の情報収集をして、また自分の星に帰っていくというのは可能性としてはあるかもしれないけど、SF映画に出てくるような宇宙人が円盤に乗って地球に来ているというのは、あまり合理的じゃない」とやんわりと話した。
さらに竹本氏が「でも、想定外を想定しないと政治ではないですよね」と突っ込んだ。
これに浅川氏は「何か不都合なことが起きた時、政治家が『これは想定外でした』と言っても免責されない。例えば、長らくマグニチュード9レベルの南海トラフ地震が起きるといわれていますよね。今のままそれが起きて甚大な被害が出たら、これは政治家の責任ですね。今すぐにでも内閣は、もし明日マグニチュード9が来たらどうするかっていうことを地方自治体に指示をして、いつでも災害対応がとれるようでなければならない」と語る。
竹本氏が「それと同じで、UFOがいつ攻撃してくるか分からないですよね」と言うと、浅川氏は「だから、私は内閣委員会で質問したんです」とうなずいた。UFOが他国の秘密兵器だとしても、攻撃的な宇宙人の乗り物だとしても、「想定外」は許されないというわけだ。
“UFO議員”は今後も機会があれば、2020年、21年に連続して現れた仙台上空をはじめ東北に広く出現した謎の白い球体など、UFOについての質問をしていく予定だという。
【浅川氏も見た!】
浅川氏は人生で2回、UFOを見たという。
「中学1、2年の夕暮れ時、黒い物体にいろんな色の光がポンポンポンとついているものを見た。見え方としては月と同じ大きさ。親とか近所の人も肉眼で見ていた。その物体は止まっていたんですけど、まったく音はしない。西の方向に移動する時に分裂したんです。あれはどう考えたらいいんだろうと思ってます」
そして、もう一つはなんと4年前だ。「朝方、車で勉強会に向かう時、横浜港沿いの首都高で、白い光が2つあった。千葉方面から来て光は止まった。その後、一瞬のうちに東京の方に飛び去った。どう考えてもあり得ない」と、いまだに頭を悩ませているという。












