国内女子ゴルフの今季メジャー初戦「ワールドレディスサロンパスカップ」最終日(8日、茨城GC西C=パー72)、首位スタートの山下美夢有(20=加賀電子)が3バーディー、2ボギーの71で回り、通算12アンダーで初日からトップを譲らず、メジャー初優勝(ツアー通算2勝目)を飾った。

 2位に6打差をつけたスタートしたこの日は7番までパーを重ね、8番パー3でバーディーが来ると、直後の9番でバーディーパットがグリーンを飛び出る大オーバーさせてボギーを叩き、不穏ムードを醸し出す。前半が終わった時点で同じ最終組で回る2位の青木瀬令奈との差は3打となった。

 それでも後半は11番パー4でボギーが来るも、12番パー5ですぐさま取り返す。15番パー3では、青木が先にバーディーを決めるが、入れ返してみせた。16番パー4ティーショットをバンカーに入れ、出すだけとなったが、3打目をピタリと寄せてパーセーブ。後続を追いつかせなかった。

 最終18番パー4でウイニングパットを決めると、満面の笑みでガッツポーズ。メジャー初Vの喜びをかみしめた。表彰式では「メジャー優勝を目標にしていたのでうれしく思います。難しいセッティングでしたけど、4日間いいプレーできてよかったと思います」とスピーチで語った。

 今大会は家族が応援に来ており、母・有貴さんの46歳の誕生日だった初日(5日)には64のロケットスタート。母の日だったこの日は、優勝を贈ることができた。優勝インタビューでは「目の前で優勝することができて良かったと思います。ママ、いつも支えてくれてありがとう」と目をうるませた。

 昨年4月にツアー初勝利を挙げた山下は、2001年生まれの新世紀世代。その中で今季4勝の西郷真央(20=島津製作所)や昨年の「全米女子オープン」に勝った笹生優香(20=ICTSI)の陰に隠れがちだったが、メジャー優勝をキッカケに大飛躍といきたいところ。本人も「これからも試合がたくさんあるので優勝目指してがんばっていきたい」と意気込んだ。