大日本プロレスのBJW認定デスマッチヘビー級選手権(5日、横浜武道館)は、挑戦者のドリュー・パーカー(24)が、宮本裕向(39)を破り第45代王者に輝いた。

 会場の都合上、蛍光灯を使用できない中でのタイトル戦となったが、両雄の見応えある攻防に観客からは大きな拍手が送られた。

 序盤からパイプイスやダーツで攻撃を仕掛けるパーカー。さらにバットを持ち出したが、これを宮本に奪われて逆にフルスイングされてしまう。その後はパーカーのブレーンバスターや宮本のラリアートが炸裂。お互いにダメージを与えていった。

 14分過ぎには高さ約3メートルの足場からたたき落とされたパーカーは長机に激突。万事休すかと思われたが、最後は足場からスワントーンボムを決めて逆転の3カウントを奪った。

 試合後、パーカーは「蛍光灯なしはちょっと残念だった。王座挑戦で結構、血を出したかった」と冗談を交えつつ、笑顔で勝利をかみ締めた。

 昨年9月にベルトを失ってから8か月。ようやく王座奪還に成功したことで「自分の未来はまだ分からない。でも今日、俺はデスマッチヘビー級のチャンピオンになったんだ」と力強く語った。

 今月いっぱいで大日本との契約が終了。13日の東京・新木場1stRING大会が所属でのラストマッチとなることから、今後は防衛ロードも含めて気になるところ。

 すると、バックステージに石川勇希が姿を見せ「大日本を離れる前に俺と勝負してくれ」と要求。これにパーカーは「じゃあ、シングル戦でやろう」と快諾した上で「もちろん負けられない。俺はこのベルトを世界に持っていくよ」と宣言した。世界を見据える新王者は、これまでにない防衛ロードを歩みそうだ。