体操の全日本選手権・女子個人総合決勝が23日、東京体育館で行われ、予選3位だった笠原有彩(17=レジックスポーツ)が合計106・230点で大逆転Vを果たした。女子高校生の優勝は2013年の笹田夏実以来、9年ぶりの快挙となった。

 3月の全国高校選抜大会を制覇した笠原は2004年9月12日生まれ。同年のアテネ五輪でNHKアナウンサー刈屋富士雄氏が「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ!」が絶叫し、男子団体金メダルを獲得した1か月後が誕生日という超新星だ。

 所属のレジックスポーツの公式サイトによると、体操を始めたのは幼稚園・年中の冬。身長154センチ、得意種目は段違い平行棒と平均台。昨年の総体(インターハイ)では団体と平均台で優勝している。

 昨夏の東京五輪を境に体操ニッポンは世代交代が加速だ。男子では五輪個人総合2連覇のレジェンド・内村航平さん(ジョイカル)、リオ五輪金メンバーの白井健三さんが引退。女子では昨秋の世界選手権・種目別床で金メダルの村上茉愛さん、五輪2大会出場の寺本明日香さん、東京五輪代表の畠田瞳さんも現役を退いた。2024年パリ五輪へ向け、笠原のVによって勢力図は一変しそうだ。

 なお、宮田笙子(鯖江スクール)が合計105・497点で2位、予選首位だった山田千遥(朝日生命)が合計105・330点で3位となった。24日には男子決勝が行われる。