阪神3年目の24歳・小野寺暖外野手が21日のDeNA戦(横浜)で代打でドでかい仕事をやってのけた。

 前日まで3連敗で迎えた試合は先発・斎藤友貴哉(27)が敵の4番・牧に3ランを浴び、3回までに1―3と苦しい展開。重苦しいムードが漂ったなか、直後の4回に伏兵・小野寺が値千金のひと振りを披露した。一死満塁の好機で、投手・斎藤の代打で登場すると、DeNA先発・坂本の3球目の144キロを完璧に捉え、虎党で左翼席へぶち込んだ。

 今季6打席目で自身今季初安打となる一撃は、プロ初のグランドスラム。試合を一瞬でひっくり返した渾身のひと振りに「連日、苦しいチーム状況の中で投手陣が頑張ってくれていましたが、ベンチで何もできず歯がゆい気持ちだったので、打席の中で何がなんでも食らいついてやろうという気持ちでした。チームの力になれて本当にうれしいです」と胸を張った。

 2点ビハインドから、一気に2点リードとした3年目の伏兵の大仕事にそれまでは静まり返っていた虎ベンチもお祭り騒ぎになった。