中日が2日の広島戦(バンテリン)で延長12回の末、4ー3と執念の逆転サヨナラ勝ちで今季初の2連勝を飾った。

 1点をリードされた延長12回だ。1年目の昨季にセーブ機会で一度も失敗しなかった広島の守護神・栗林を土壇場で攻略した。途中出場の溝脇が一死から四球で出塁すると、この日、通算250盗塁&1号ソロを含む猛打賞をマークしていた大島が右中間を破る適時三塁打を放って同点。続く岡林の二塁内野安打でサヨナラ勝ちを決めた。

 大喜びのナインが一斉にベンチを飛び出し、飛び跳ねたり、水をかけ合う中、立浪監督はなぜか放心状態。劇的な勝利の瞬間にも「最後、1点入ったときに、もちろんサヨナラなんですけども、なんとなしに『あれっ、勝ったのかな?』という感じだった」と振り返る。

 理由について「同点に追いついているのも忘れていて岡林に託していたので、そっちばかり気にして集中して見ていた。まだまだ慣れていない」と頭をかいた。

 それでも昨季13試合で8セーブを献上し、13イニング1/3を無得点で防御率0・00と完璧に抑えられていた難攻不落の栗林に黒星をつけたことで指揮官は「溝脇もよく粘ってくれて結果的に四球。昨年、実績を挙げた投手でも四球を出すと嫌な気がすると思うので、そこを逃さず大島が初球から行ってくれた」と目を細める。

 その上で「こういうゲームもなかなかない。抑えが出てきて逆転サヨナラ勝ちするのは。全試合、戦いを諦めない。もちろん先に点を取って、勝ちパターンに持って行くのが理想だが、1試合1試合、今年は全力でやっていきたい」と気を引き締めた。