勢いは止まらない。ソフトバンクが1日の楽天戦(楽天生命)に1―0で快勝。藤本監督が新人指揮官としては初となる開幕7連勝を飾った。ヒーローは今季初勝利を挙げた千賀滉大投手(29)だ。試合終了とともに雪も降る気温4度の寒さ中で、直球の最速は158キロをマーク。8回を投げて5安打無失点に抑えた。
順調にいけば海外FA権の取得も控えており、かねて海を渡る夢を抱いてきた右腕にとって集大成となるシーズン。「今までの数字を全部、上書きするイメージでこのオフは過ごせたと思う。そこは僕の中ではマストだと思っているので、絶対にやり遂げる」と圧倒的な投球を誓っている。前指揮官が予見していた〝負けない投手〟への進化にも期待がかかる。
4年前、エースとなる前段階で初の開幕投手に抜てきされた。その際、工藤前監督からかけられたのが「本当の力を出したら、24回投げたら24回勝てる投手なんだから」との言葉だった。それこそ2013年に24勝無敗をマークした楽天・田中将のような圧倒的な数字を残せる投手になれるとのエールでもある。
千賀も心に秘めている。シーズン前こう振り返っている。「その時は『何を言ってんだ』と思ったんですけど。でも、そういった決意のようなものは(昨年出場して金メダルに貢献した)オリンピックで出たかなというのはあります。いい、悪いは別にして、そういう気持ちで臨む。強い気持ちみたいなのは絶対に忘れないようにというのはあります」。
開幕戦は7回1失点の好投も白星はつかなかったがチームを勝利に導いた。ここからも負けない投球を続ける。この日の試合後にも「勝ち星は素直にうれしいですし、とにかく負けの部分を増やしていかないように、それだけは思ってマウンドに上がりたいと思います」と強く誓った。












