計算できる投手ゆえに苦言を呈して奮起を促した。ソフトバンクは12日のヤクルトとのオープン戦(神宮)に5―11で大敗。開幕カードでの登板が濃厚な先発・東浜巨投手(31)が3回11安打9失点と精彩を欠いた。千賀、石川とともに首脳陣から信頼を寄せられる右腕。それだけに開幕が2週間後に迫る中での乱調は気がかりだった。
試合後、藤本博史監督(58)は間髪入れず言った。「全然ダメやったね」。いい時も悪い時も名指しで批評するのが藤本流。初回に40球近くを要し、3回には8安打を集められて大量7点を失った。「ピッチャー一人でやってるんやないからね。ローテ投手なら自分でやっぱり修正しないと」。
ヤクルト先発・石川雅規投手(42)は初回34球を要しながら、最終的に4回1/3を80球で1失点にまとめた。不慣れな神宮のマウンドとはいえ、2017年の最多勝右腕に求めるものも必然的に大きい。
語り口は穏やかだったが「(開幕前の調整登板が)あと1回あるんで。悪いもんは全部出たと思って次回期待してます!」と続けた。やってもらわないと始まらない絶対戦力。厳しい言葉は期待の裏返しであることは、東浜自身が一番分かっているはずだ。
指揮官は修正点について「(マスクをかぶった)甲斐に聞いたら、真っスラ、真っシュー、全部甘いところに来ているということだった」と明かした上で「変化球が入らなかったら相手は真っすぐを待つ。それが真っスラ、真っシュー、真ん中に来たら打たれる」と集中砲火の原因を明確に指摘。課題がはっきりしているだけに「当然いい時も悪い時もあるわけだから、今度投げるまでにしっかり修正して、次いいところを見せてくれたらいい」と右腕の意地と奮起に期待した。
顔色をうかがうことなくストレートに言える信頼関係がある。東浜は降板後「次が開幕前最後の登板になると思うので、そこでいい投球ができるように1週間しっかり練習したい」と自覚を示した。V奪回に不可欠な背番号16の力。残された時間できっちり仕上げる。












