今年も見切り発車となるのか。西武が「1番問題」に答えを出せないまま、25日の開幕戦に向かうことになりそうだ。

 昨季最下位からの巻き返しを図る上で課題は多いが、打線に関しては2年にわたって固定できていない1番打者をどうするか?という問題が大きなテーマとして横たわっている。

 ここまでの対外試合9試合では鈴木、高木、外崎、金子、源田、呉念庭の6人がスタメンで1番に起用され、計31打数3安打。出塁は金子の2安打と呉念庭の1安打、外崎、源田の各1四球のみだ。昨年、開幕から11試合で1番の座を追われた金子以外はアピールに成功していない。

 一筋の光明があるとすれば、昨年暮れから指揮官が「若林を理想としては1番に置きたいと思っている」と期待し、左膝前十字靭帯再建術から再起を目指す韋駄天・若林楽人外野手(23)が実戦復帰していること。2月20日の教育リーグ・阪神戦から実戦出場している若林は、復帰3試合目となる6日のDeNA戦(カーミニーク)に「1番・中堅」で出場し、先頭打者本塁打を放つなど存在感を示した。

 ただ、まだ復調途中で「自分に点数をつけるとしたら50点くらい」。一軍昇格時期についても若林は「上げていただいたとしても、活躍できないと意味がありません。まずは『できる』という自信をつけること」と慎重を期している。二軍関係者も総じて「試合には出ているけど(守備や走塁の)動きはまだまだ危なっかしい。期待し過ぎは禁物」と時間が必要という見解だ。

 となると、開幕からしばらくは今年も〝猫の目1番〟で急場をしのいでいくしかなさそうだ。