西武の2年目・若林楽人外野手(23)のキャンプはB班スタートが濃厚となっている。

 昨年、開幕12試合目から「1番・中堅」に起用され44試合で打率2割7分8厘、出塁率3割4分、20盗塁をマークしたスピードスター候補。悪夢が襲ったのは昨年5月30日の阪神戦(メットライフ)だった。その3回の守備で左膝前十字靭帯損傷の大ケガを負い、鮮烈なイメージを残したルーキーイヤーが終了した。

 6月23日に左膝前十字靭帯再建術を受けた段階での発表は「全治9か月」。つまり実戦復帰できる時期は順調にいって3月という段取りだった。

 リハビリ中、若林は「あれだけ毎日全力でやりながら人よりも多く走っていれば負担もかかる。ケガをする運命だったと思っている。悔しいけど、本物ではなかった」と残酷な現実を受け止めていた。

 その若林は昨年の秋季キャンプ前後から走力メニューを開始。11月後半の時点では7~8割程度で走ることができるまでに回復していた。

 今年に入って、11日にトレーナーチェックのためメットライフドームに隣接した室内練習場を訪れ、軽いランニングメニューをこなしていたが、まだ横への動きや、切り返しができるまでの段階にはない。

 関係者が「今焦る必要はない。とにかくまずはヒザを完治させること」と言っているように、キャンプはB班スタートが濃厚。まずは慎重に別メニュー調整を行いながら、反撃の時を待つ構えだ。