打線の穴は捕手陣にも…。巨人・原辰徳監督(63)が「打てる捕手」の出現を求めている。

 今季の攻撃陣では、2年連続で本塁打&打点の2冠王に輝いた主砲・岡本和以外は軒並み期待を下回る成績で終わった。それだけに「500打席(以上)打った人がいるのか?」と嘆いたほどで、チームトップは岡本和の592打席で、次点は坂本の487打席だった。

 岡本和頼みの一年となったが、巻き返しを図る来季に向けてこんな理想像を掲げる。「だいたいファースト、サード、外野の一角は打てる人。そこにキャッチャー、とショート、セカンドに打つ人がいるとすごい打線になる。(阿部)慎之助と(坂本)勇人がいた時は打線にムラがなかった。打てるキャッチャーと打てるショートがいたらすごく強い」

 遊撃手の坂本は骨折による離脱もあったが、より深刻だったのが3人体制で臨んだ捕手陣だ。大城は自己最多の11本塁打をマークしたが、打率2割3分1厘で37打点。原監督は「最低2割5分~6分は打つかと思ったけど」と残念がりながらも「でも、コンタクト率はすごくいい子だから、打てるキャッチャーとして可能性をウンと持っている」とさらなる飛躍を期待した。

 また、小林は2年連続で打率1割を下回り、今季は9分3厘。指揮官も「何たって(バットに球が)当たらない。どうしたのかな? というくらいさ…」と頭を抱えるほどの低調ぶりで、ホープの岸田も今季は1割8分2厘にとどまった。

 通算406本塁打を誇った阿部作戦兼ディフェンスコーチのような「最強捕手」はそうそう現れないが、一歩でも近づければ捕手の打順でブレーキがかかるような打線の切れ目はなくなる。捕手陣の打撃強化も重要な要素となりそうだ。