巨人の高梨雄平投手(29)が14日に、都内にある球団事務所で契約更改交渉に臨み、800万増の7800万円で契約更改した。

 今季は55試合に登板して20Hの防御率3・69とフル回転。救援陣を支えた。球団からは「全試合にブルペンに入ったことを評価してもらった。全体としては評価してもらった。このご時世の中で評価してもらった」と評価の声を受けたという高梨だが、自己評価としては納得はできていない様子。「キャリアの中でもボール単体で見るといい時期がすごくあったが、どうにもならない試合もあったりとか、パフォーマンスの落差がすごくあった。改めて体、状態が整っているのが重要なポイントだなと年間を通してしみじみと感じた」と、好不調の波のコントロールを課題に挙げていた。

 今オフのテーマは「合理的非合理」。欲しい情報が簡単に手にはいったり、効率的な練習が行いやすい現代において、あえて前時代的な手法で体に負荷をかけようという狙いだ。「合理性を突き詰めると気合と根性に回帰してくると思っている。何をやるかは難しいが、高校生の時に走り込みをさせられて『意味ねえな』と思ってウエートをしたりしたこともありましたが、やりたくないことをストレスを抱えながらやることも必要なので。そういうイメージです」。

 更なるレベルアップを図り、最終的には来季の契約更改で夢の大台突破だ。当初、この日の契約更改では、金額を提示された際に「きりよくもう一声!」と、8000万円での契約を冗談交じりに要望したというが、その行いを反省。「(要望が)小さかったと思って。切りがいいのは1億円だと思うので、(来年は)切り良くそこへいけるように反省しています」と、大きな目標も打ち出した。

 チームきっての理論派投手がオフに体をいじめ抜き、大台到達に向けてより強靭な肉体を手に入れる。