阪神は6日の中日戦(バンテリン)に3―2で競り勝ち、真夏の9連戦最初の対戦カード3連戦を勝ち越すことに成功。優勝マジックを1つ減らし「32」とした。

 相手先発・柳を打ちあぐねたこともあり、ゲーム終盤まで1―2と1点のビハインドを追う展開。だが最後は、充実した投打の陣容と確かな自力で敵軍を押し潰した。8回二死三塁で打席に入った主砲・佐藤輝が三遊間を鋭く割る適時左前打で同点。延長10回に一死満塁の好機を迎えると、大山の押し出し死球によってゲットした3点目が結果的に決勝点となった。

 虎先発の村上は6回6安打2失点の粘投。継投策に移行した7回からの4イニングは、桐敷→湯浅→及川→石井のブルペン陣4投手が無失点でつなぎ、反攻の芽を容赦なく潰した。上位進出へ向け、目の色を変えて立ち向かってきた井上竜を、横綱相撲で土俵の外に突き落とした格好だ。

 充実した戦力を背に、今季61個目の白星を手にした藤川球児監督は「自分たちのペースで野球がやれているということですね」とニヤリ。自軍戦力への手応えと、首位を独走するチームの将としての余裕を漂わせ、球場を後にした。