痛すぎる一敗だ。中日は5日の阪神戦(バンテリン)で2―6と敗れ、2連敗で借金「9」。2点リードの8回に3番手・橋本が佐藤輝に逆転3ランを浴びて、まさかの逆転負けを喫した。
試合後の井上一樹監督(54)も「ホームランだけはあかんというところで完璧に打たれた。ハッシー(橋本)もこれまでいいところで頑張ってくれた。けども、肝心要の後半戦。今日から始まる9連戦、どの球団も頭を取りたい。今いるメンバーで8、9回を決める中で、ズコーンといかれちゃったら、分が悪いわなという話」と厳しい表情だ。
中日はセ・リーグで唯一、阪神に勝ち越しているだけに首位チームをたたいて上位進出をもくろんでいた。だが、9連戦初戦を落とし、借金は2桁目前。13年ぶりのCS出場に向けてここからが踏ん張りどころだというのに、チームは白星を量産できない。3位・DeNAとは3・5ゲーム差となり、このままズルズルといってしまえば、またいつもの5、6位争いが待ち受ける。
そんな中日にとって逆襲の起爆剤となりそうなのが守護神・松山晋也投手(25)の復活だ。前半戦32試合に登板して28セーブを記録した絶対的守護神は「上肢のコンディション不良」のため7月4日に登録を抹消された。当初はお盆明けの復帰かと思われたが、順調に回復。7日のウエスタン・オリックス戦(バンテリン)で実戦復帰し、早ければこの9連戦中にも一軍復帰の可能性が出てきているという。
リリーフエースが戻ってくれば、投手起用についても余裕を持って戦える。何より松山は闘争心旺盛なタイプ。「一番やる気になっているのは本人だと思う。やってやるぞと思っているはず」。ナインからはそんな声も出ているだけに、背番号「90」の復帰でチーム全体に気合が注入されれば、Aクラス争いに向けて再び勢いが戻ってくるかもしれない。












