セ首位の阪神は4日、DeNA戦(横浜)に7―1で逆転勝ち。今季最長タイとなる6連勝で貯金を13とした。2位・広島とのゲーム差も今季最大となる「6」にまで拡大。破竹の勢いが止まらない。
先発マウンドに立った村上頌樹投手(27)が7回5安打1失点の好投でリーグトップタイの8勝目を挙げ、チームの逆転と大勝を見事に演出した。右腕にとっては、5月30日の広島戦(マツダ)以来となる白星だ。1失点の力投で降板後、8回に味方の援護で逆転すると幸運な勝ち星が転がり込んだ。未勝利に終わった〝魔の6月〟から月も変わり、ツキが回ってきた。
村上は3回までパーフェクトと上々の立ち上がり。4回に無死二塁から佐野に右翼フェンス直撃の適時二塁打を浴びて先制を許したが、そこから再び立ち直って6回までを無失点。最終イニングの7回は山本、梶原の連続長短打で無死一、三塁の大ピンチを招いたが、浮き足立つことはなく追加点を許さなかった。
「1点もあげれないので。でも、落ち着いて投げられたなと思います」(村上)
そう話したように、京田を二ゴロに打ち取ると三走・山本を挟殺プレーでアウトとし、局面は一死一、二塁となった。続く代打・筒香は直球で押し込み、空振り三振。桑原には10球粘られたものの「最後ストレートのかかりが良かったので、そこで押していった。質のいいボールを投げれば打ち取れるという自信はあった」と振り返った通り、中飛に仕留めて追加点を許さなかった。
自身にとっては約1か月ぶりの白星となったが「あんまり気にしてなかったですけど、勝ちがついたらそれはうれしいこと。自分につくというよりかは、チームに勝ちがつくというのが1番」と爽やかに受け流した。
一方、試合後の藤川監督も「前回、神宮の時は重そうだったけど、今日は立ち上がりからボールの走り、1球、1球の精度の高さが戻ったなと感じていた」。右腕への信頼は揺るがない。
自身が降板した時点で0―1のビハインドも、村上いわく「粘っていれば逆転してくれると思っていた」。その8回に打線が猛奮起し坂本、代打・大山、近本の3連打で同点とすると、中野の犠打、森下の申告敬遠で一死に満塁とチャンスが広がった。ここで4番・佐藤輝が鮮やかに変化球を左翼へ打ち上げ、決勝犠飛。村上に勝利投手の権利をプレゼントした。9回には5点を追加して勝利を決定づけ、投打が終盤でかみ合った。
夏本番を前に猛虎が早々と独走体制を作りつつある。












