ヤンキースとメッツのNY〝サブウェイシリーズ〟がいよいよ16日(日本時間17日)からヤンキースタジアムで行われる。ともにリーグ東地区の首位対決となるが、注目は史上最大のFA移籍を果たし、初めて古巣のブロンクスに乗り込むフアン・ソト外野手(26日)だ。

 15年総額7億6500万ドル(約1047億円)でヤンキースの再契約オファーを断ってお隣のメッツに移籍し、裏切り者扱いのブーイングが沸き起こった。新天地でも成績停滞でバッシングされるなど〝針のムシロ〟状態となっているが、いったい古巣でどんな反応となるのか。

 米メディア「エッセンシャリースポーツ」は「ソトが打席に立つ時、耳をつんざくようなブーイングが起きるだろう」と伝え、MLB解説者のジミー・オブライエン氏のある〝呼び掛け〟を紹介している。

「ヤンキースタジアムでフアン・ソトをブーイングする必要はない。ただグリシャムがいる、と叫ぶだけだ」。ソトに代わってジャッジの前を打つトレント・グリシャム外野手(28)はここまで打率2割9分2厘、12本塁打、22打点の好成績を残し、打率2割5分5厘、8本塁打、20打点のメッツ・ソトをすべてで上回る痛快な活躍を見せている。

ソトの穴を埋めるグリシャム(ロイター)
ソトの穴を埋めるグリシャム(ロイター)

 同メディアは「これまでのところグリシャムはその期待にこたえている。安定したパワーと守備があり、出塁率も高い。チームに切望されていた活力を与えている。ソトが去ったブロンクスの歓迎すべき進展だ」と穴を埋めて余りある存在感を見せるグリシャムを称賛したうえで「ソトの前で500万ドル(約7億3000万円)のスラッガーの名前を呼べば、どんな気分になるか察しがつく」と推察した。

 ソトに向かって「グリシャム!」と叫ぶ方が罵声を浴びせるよりも効果的というわけだが、果たしてどうなるか…。