第96回選抜高校野球大会の準決勝が30日に行われ、第2試合で報徳学園(兵庫)が中央学院(千葉)を4―2で下し、2年連続の決勝進出を決めた。
同点に追いつかれた4回に8番・辻本(3年)の右前打で勝ち越すと、続く間木(3年)がスクイズを成功させ、5回にも山岡(2年)の適時打でリードを広げた。2失点と力投を続けていたエース間木(3年)は完投目前の9回、二死二、三塁のピンチを背負ったところで、大角監督は前日の準々決勝で大阪桐蔭相手に完投した今朝丸(3年)にスイッチ。わずか2球で仕留めて逃げ切り、22年ぶりの春制覇に王手をかけた。
大角監督は「相手の追い上げが凄かったんで間木に最後まで投げてほしかったけど、最後は勝負にこだわった。間木はしぶとい投球で持ち味を出せた。主将ですし、心情的には間木の完投が理想でした。申し訳ない気持ちはありました」と苦しかった胸中を明かした。間木に「ごめんな」と声をかけると、悔しいながらも「全然大丈夫です!」と答えたという。
前日に宿敵・大阪桐蔭を下してチームは沸き上がったが、大角監督は試合後のミーティングであえて「不動心」を選手に説いた。「不動心と、今できることに集中するということを徹底してくれと伝えた。ここまで来たら一喜一憂している場合じゃない。〝油断するな〟とか〝気を抜くなよ〟という言葉自体が油断になる。今日はいつも通り。それを実行できたと思う」と淡々と話した。
最後に対峙するのは健大高崎(群馬)。「厳しいブロックを緊張感ある中で戦ってきた。一戦一戦乗り越えて強くなってくれている」と選手の成長に目を細める指揮官は「がっぷり四つの試合にはならない。ウチらしい守り勝つ野球をしたい。パワーだけなら負けるので相手が嫌がることをやりたい」と腕をぶした。












