【赤ペン! 赤坂英一】DeNAのドラフト1位ルーキー・度会隆輝外野手(21=ENEOS)の打棒が止まらない。「1番・右翼」に定着したオープン戦で、11日まで10戦連続安打と当たりまくっている。
三浦監督は「どんどん1番(のレギュラー)に自ら近づいていってる」と絶賛。田代打撃コーチは「度会が落ち込んでるところを見てみたいよ」と言っているほどだ。
しかし、元気者の度会もまだ1年目、プロとして強化すべきポイントは多い。もっか最大の課題は走塁である。
DeNAは昨季チーム盗塁数が33個と12球団中、最低だった反省から今年は機動力強化を推進中。度会にも積極走塁が求められるが盗塁は1個のみ。本人も「走塁はまだまだです」と自戒を込めてこう言った。
「プロで新しく教わっていること、社会人時代とは違う難しいことがたくさんある。今はすべてを一から教わるぐらいの感覚で練習しています。スタート、ベースランニング、ベースを踏む位置、(塁上での)打球の見方とか、しっかり吸収してやっていきたいです」
そんな度会を指導し、励ましているのが、石井琢朗チーフ打撃兼走塁兼一塁ベースコーチ。連日助言を与えながら「隆輝ならまだまだやれるぞ!」とゲキを飛ばしている。
その石井コーチは現役時代、1998年の優勝と日本一に貢献した1番打者。盗塁王4度、史上16位の通算盗塁数358個を誇る。度会は2002年生まれだが、石井コーチの実績を承知の上で、力強くこう言った。
「琢朗さんは日本を代表するすごい選手でした。自分はまだまだですが、いずれは琢朗さんを超さないといけないと思う。超せる選手になれるように一生懸命頑張りたい」
この発言を石井コーチ本人にぶつけてみると「いいじゃないですか」と笑ってこう答えた。
「度会には1番としての適性はあると思います。僕とは違うタイプの1番ですけどね。もともと4番を除いて、1番から8番まで何番でもいける選手ですから。恐らく、将来はクリーンアップを打つんじゃないかな」
そのためにも、1年目の今、しっかりと練習を積み重ねることが大切だ。石井コーチは「走塁の部分では、度会はまだまだ勉強しなきゃならないことがたくさんあります。オープン戦でどんなに良くても開幕したらパッタリ、というのも球界あるあるだから」と指摘する。
目標は大きく、練習は地道に、まずは首脳陣の期待に応えて1番打者の座を勝ち取ってほしい。












