ソフトバンクへのFA移籍が決まった山川穂高内野手(32)の入団会見が19日、福岡市内で行われた。山川は冒頭、自身の不貞行為に端を発した女性トラブルを陳謝。不起訴となった事案だが、ファンを含めた多くの信頼を裏切り、西武から公式戦出場停止の処分を受けた事実を重く受け止め、再出発の一日を迎えた。

 国内FA権の行使を表明してから1か月、悩み抜いた末に家族の支えもあって移籍を決断。会見ではプロ入り10年間を過ごし、球界屈指の右の長距離砲に育て上げてくれた西武球団とファンに感謝の思いを伝えた。新たな出発に終始表情を引き締め「明日からしっかりと一歩ずつ踏み出していくことを大事にしたい」と、真摯に反省する姿を今後の行動で示していくことを誓った。

 再び公式戦の舞台でプレーできる環境を用意してもらった。感謝の思いを強く持つ山川に、王貞治球団会長(83)が球団を通してコメントを発表した。「本人が反省し野球に対して真摯に向き合おうとしている中で、今回のようなチャンスがあることは良いことだと思っています。これから世間の皆さんに認めてもらえるかどうかは彼の頑張り次第ですし、彼の野球に対するひたむきな姿勢やプレーが他の選手の刺激となることを期待しています」。球団の獲得判断を尊重し、孫正義オーナー(66)もゴーサインを出した。「マイナスからのスタート」と語った山川。関わる人すべてに対して信頼を裏切らない歩みを重ねていく。