オリックスの新怪物・山下舜平大投手(21)が〝自分超え〟で来季のチームを支える。高卒3年目の今季は開幕投手を務め、9勝3敗、防御率1・61と大ブレークし、リーグ3連覇に貢献。だが、8月下旬以降は腰痛で離脱し、9月22日に「第3腰椎分離症」と診断され、自身初となるポストシーズンでの登板はかなわなかった。

 それでも今月上旬に行われた秋季キャンプに参加し、現在は大阪・舞洲の球団施設でウエートトレーニングや軽め投球を行っている。山下は気になる現状について27日に「ほぼ治っていて、痛みもないです。(来年2月の春季)キャンプからしっかりやっていきたいですし、来年の開幕にももちろん間に合います」と明かし「シーズン通して投げ切るのはもちろん、ケガをするとも思っていないので来季は絶対やり切りたいと思っています」と力を込めた。

ファン感謝デーで「魔女の宅急便」の少女キキに扮した山下舜平大。左は黒猫ジジに扮した宮城大弥
ファン感謝デーで「魔女の宅急便」の少女キキに扮した山下舜平大。左は黒猫ジジに扮した宮城大弥

 今オフには16勝を挙げた山本がポスティングシステムでのMLB挑戦がほぼ確実。さらに11勝を挙げ、FA宣言した山崎福も6球団による争奪戦の末に日本ハム移籍が決まった。

 チームを3連覇に導いた強力な先発が2人も流出するとなると、戦力ダウンは免れない。4連覇に向けて山下や宮城、東ら若手投手の活躍は不可欠となる。

「かなり大きい穴になるので、自分ができる最大限の仕事をしてチームに貢献したいですし、今までの自分を超えるためにも練習をしているので、15勝、16勝とできるように頑張りたいと思います」

 山下の最多勝利は今季の9勝だ。計27勝分の穴埋めへ、右腕には〝限界突破〟が求められる。