女子プロレス「スターダム」と新日本プロレスが世界市場に打って出るためのタイトルとして新設する「IWGP女子王座」が大きな波紋を呼んでいる。歴史と伝統の4文字が入った女子王座にアレルギー反応を示す声がある中、この男にも見解を聞かなければならない。IWGPヘビー級王座「V10」の実績を持つ新日本の〝ミスターIWGP〟こと永田裕志(54)だ。
スターダムと新日本のオーナー、ブシロードの木谷高明社長(62)がIWGP女子王座の新設を発表したのが、7月29日に行われたスターダムの戦略発表会だった。だが、ベルトの趣旨や運用方法などがあいまいだったことからSNSを中心に大きな反響を呼び、木谷社長自ら説明不足を謝罪する事態になった。
戦略発表会の様子を動画でチェックしたという永田は「あんな何でもやっちゃおう的な感じで言うから…」としつつ「もっと違う形で発表した方がよかったよ。あんな雑談みたいな戦略発表会で言うからさ、ちょっと誤解を生むんだよ」と指摘した。
ただし、女子王座自体の新設については「新しい時代をつくる上では、批判覚悟でやっていけばいい」と賛同する。加えてワールド王座(現王者・朱里)やワンダー王座(現王者・上谷沙弥)といった既存のスターダムベルトとは同じ扱いにしてはいけないと力説。「IWGP女子は新日本プロレスのアメリカ興行で王座戦をやって、スターダムの選手が取りにいく方がお勧めですよ」と提案した。
「スターダムでリーグ戦でもやって、その代表者が取りにいくのもいいじゃないか。ベルトが取れなかったら、アメリカにずっと住むとかね。そうすることで世界での知名度とか価値観が出てくるんじゃないかな」
また、海外戦略を目的に2016年に創設されたSWA世界王座(現王者・岩谷麻優)との兼ね合いについても「新日本プロレスと同じで、2つのベルトを一緒にして『IWGP世界女子王座』にしちゃえばいいじゃん」とニヤリ。昨年、IWGPヘビー級とIWGPインターコンチネンタル王座が統一され、IWGP世界ヘビー級王座が新設された例を挙げた。ただし「まあ、それをやると、また問題になるだろうな」と付け加えることを忘れなかったが…。
くしくも、SWA王者の岩谷は真っ先にIWGP女子王座取りを表明した。岩谷とは4月に英語特訓を敢行し〝師弟関係〟にあると自負する永田は「SWAのベルトを持って(米国に)行けばいいじゃん。『チェケラ!』ってやったらいい。英語力は微妙だったけどね、ヘッヘヘ」と挑戦を後押し。ミスターの賛同はベルト論争に一石を投じそうだ。












