【スターダム】小波 念願の弟子入り果たすも…アスカ渡米で苦難の連続

2019年10月03日 16時30分

小波はゴッデスベルトを手にポーズを決めた

【リングを彩る魅惑の女子ファイター】キックとサブミッションを武器に、女子プロレス「スターダム」の頂点を目指すのが小波(23)だ。広島・福山市出身で、プロレスラーを志したのは中学生の時。兄の影響で地元の興行に足を運び、魅力に取りつかれた。吹奏楽部に所属していた当初は見る対象でしかなかったものが現在、米WWEで活躍するアスカ(華名)との出会いにより変わった。「中学3年の時、男子に交じって華名さんの試合があって憧れたんです。こういう世界があるんだって思って、私もやりたいってなりました」

 だが、両親からは「高校だけは出てくれ」と懇願されて進学。コンビニのアルバイトで稼いだお金でプロレスラーのHANZOが主宰する地元のジムに通い、体を鍛えた。高校3年からは元女子総合格闘家、藤井惠のジムで技を磨いた。今でも年10回以上足を運び、指導を仰ぐ。

 2014年、イベントで広島にやってきたアスカに直訴し、弟子入り。卒業と同時に上京してキャリアをスタートさせた。しかしWWEと契約したアスカが渡米した後は苦難の連続。「どうしていいか分からなかった。居場所もなくて。『東京はなんて冷たい街なんだ』って思ってましたね。意地だけで頑張ってました」と振り返る。

 居場所を見つけたのは17年、スターダムに定期参戦するようになってからだ。「お客さんも温かくて、同世代の選手も多くて楽しかったんです。ほっとしたというか。プロレスラーなんで、全員にかみついていますけど…」。昨年5月から正式に所属となり、今年は「シンデレラ・トーナメント」「5★STAR GP」で準優勝した。「今の目標は赤いベルト(ワールド王座)。強さの象徴なので必ず取って、自分が一番強いことを証明したい」。最後に「好きな男性のタイプ」を聞くと「犬好きの人です。動物に優しい人は人間にも優しいと思うので」。もうすぐ大輪の花を咲かせようとしている。