DDTのシングルリーグ戦「D王 GRAND PRIX 2021 Ⅱ」は5日の東京・後楽園ホール大会で優勝決定戦が行われ、Bブロック1位のKO―D無差別級王者・竹下幸之介(26)がAブロック1位の上野勇希(26)を下し3大会ぶり2度目の優勝を果たした。

 高校時代の同級生同士による優勝決定戦は、互いに一歩も譲らない意地の張り合いとなった。雪崩式フランケンシュタイナー、ウルトラ・ウラカン・ラナと上野の空中殺法に苦しんだ竹下だったが、雪崩式ジャーマンを決めて反撃。WR(変型大外刈り)を浴びてもロープエスケープで3カウントを許さない。

 クロスアーム式のWRを阻止すると、上野を肩車で担いだ状態からクロイツ・ラス(二段階式ジャーマン)を発射し再び攻勢に。タイガースープレックス、ザーヒー(ランニングニー)と怒とうの猛攻からPlus Ulra(変型チキンウイングフェースロック)に捕獲する。最後は胴絞め式Plus Ulraに移行して粘る上野を振り切った。

 KO―D王者がD王GPを制するのは初の快挙だ。7月の「KING OF DDT」制覇に続きまたも新たな栄冠を手に入れた竹下は、26日代々木大会のメインイベントでタイトルマッチを義務付けられている。試合後のリング上で「挑戦者として迎え入れたい相手は僕の中で決まってます。その選手は、名前を呼ぶまでもなく相思相愛…」と言いかけたところで、大日本プロレスの岡林裕二が登場した。岡林とは11月大田区大会のリーグ戦公式戦で30分時間切れ引き分けに終わっている。

 岡林から「俺に決まっとるやろ。12月26日、挑戦させてもらうぞ」と挑戦表明を受け、竹下も「もちろん僕もそのつもりでいました。試合になったらDDTの代表として大日本プロレスの岡林裕二をぶん投げたいと思いますので、皆さん楽しみにしていてください」と迎撃宣言。「60分1本勝負なので。僕らのぶつかり合いは60分はできないと思う。この間ももう数分あれば勝負がつきそうな手ごたえがあったので。大田区の続きを代々木第二で見せたい」と、年内最後のビッグマッチでの完全決着戦へ腕をぶしていた。