全日本プロレスの3冠ヘビー級選手権(15日、札幌)は、王者の宮原健斗(33)が青柳優馬(26)とのパートナー対決を制し、3度目の防衛に成功した。

 春の祭典「チャンピオン・カーニバル」を26歳6か月の史上最年少で制した青柳に負ければ、自身が持つ3冠王座の最年少戴冠記録(26歳11か月)を塗り替えられる一戦。宮原は序盤から苦しい戦いを強いられた。

 右ヒザへの集中砲火を浴び、フロントネックロックで捕獲された。終盤まで追い込まれながらも、最後は必殺のシャットダウンスープレックスホールドで3カウントを奪取した。

 札幌での3冠戦は2015年6月21日以来、約7年ぶり。しかも当時の王者・曙に宮原が挑戦し、敗れた試合だった。札幌での〝リベンジ〟に成功したナルシスト王者は、次期挑戦者に「ストロングハーツ」のT―Hawkを指名。3冠戦の開催が発表されている29日後楽園ホール大会でのV4戦が濃厚になった。