復活の秘訣は――。全日本プロレスの前3冠ヘビー級王者ジェイク・リー(33)が春の祭典「チャンピオン・カーニバル(CC)」Aブロックを首位で突破し、優勝決定戦(5月4日、東京・後楽園ホール)に駒を進めた。
24日のAブロックの公式戦最終戦(後楽園)でT―Hawkと対戦。コーナー最上段でチョップを受けて場外に転落する大ピンチもあったが、岩石落としからジャイアントキリング(ランニングニー)とつなぎ、D4C(垂直落下式ブレーンバスター)でマットに突き刺して勝負あり。連覇に王手をかけると「俺はベルトを取り戻す。その最短ルートがCCの優勝だ」と誓った。
昨年12月の最終戦で「鼻骨骨折、左眼窩内側壁骨折」を負い、3冠ベルト返上と約3か月の欠場を余儀なくされた。だが、CC公式戦は4勝1敗と好成績を残し、完全復活を印象づけた。
欠場中、通常のリハビリや練習に加えて取り組んだのが「美顔」だ。口腔外科医に見てもらいながら、かみ合わせなどを修正。美顔器を使ったセルフケアはもちろん「先生に口の中に直接指を入れられて顔の筋肉をほぐしたりもするんだ。モダイオラスっていう筋肉が集まっているポイントとか」と明かす。
表情筋をほぐすことは、プロレスにも大きな効果をもたらした。ジェイクは「まず顔がリラックスすることでストレスが軽減する。ほかにも表情筋が緩めば、首や肩の疲れも取れる。だからこの連戦は疲れがたまらなかった」と磨きのかかった男前に笑みを浮かべた。
史上4人目となるCC連覇から狙うのは、3冠王座奪回だ。「俺のものだから、返してもらう。その上で、中途半端に止まった俺の物語を再開する。楽しみにしててくれ」。止まった時計の針を再び進める時がやってきた。












