全日本プロレスの暴走専務こと諏訪魔(45)が、新日本勢との〝再会〟を心待ちにしている。

〝プロレス・格闘技の聖地〟東京・後楽園ホールの60周年を記念したプロレス興行「還暦祭」(4月15、16日)2日目は「50周年・新日本プロレス+全日本プロレス」のサブタイトル通り、両団体の選手が出場予定。諏訪魔は「対抗戦と言えば俺だろ? やりたいやつがいるからな。新日本の顔と。以前とは状況も違うし、立場も違う。この試合で原点に戻りたい」と鼻息を荒くする。

 2012年7月1日に両国国技館で開催された両団体の40周年合同興行では中邑真輔(現WWE)、オカダ・カズチカとの対戦が実現。その後も新日本勢との絡みが何度かあったが、「顔」と言われる選手たちとは接点がなかった。

 ただし、8日の新日本横浜大会では新日本とノアの対抗戦が行われるため、諏訪魔は「おいしい獲物になって俺の前に立ってほしいな」と新日本勢の圧勝に期待をかけた。

 3日の後楽園大会では芦野祥太郎との世界タッグ王者で宮原健斗&青柳優馬を退け、V2に成功。空位の3冠ヘビー級王座取りも表明し、芦野、宮原、本田竜輝との王座決定トーナメント開催が決定的となった。「主役を狙うぞ、おい!」と気合を入れ直した暴走専務が団体創立50周年イヤーをけん引する。