東京女子プロレスで活躍するアイドルグループ「SKE48」の荒井優希(23)が、初の勲章取りのチャンスを逃した。

「〝ふたりはプリンセス〟Max Heart トーナメント」準決勝(29日、新宿フェイス)で荒井、宮本もか組は、辰巳リカ&渡辺未詩の「白昼夢」と対戦。

 キャリア2年未満のコンビながらベスト4まで勝ち進んできた荒井と宮本と〝もかゆき〟だったが、この日は荒井が辰巳の脚攻めに捕まり、さらに渡辺からも高速ジャイアントスイングで回される苦しい展開が続いた。

 何とかドロップキックで打開し、サソリ固めと宮本の羅生門の競演で見せ場はつくったものの、元プリンセスタッグ王者チームの壁は高かった。最後は宮本が渡辺のティアドロップで3カウントを奪われた。

 決勝進出の道が断たれた荒井だが「ここまで来られたのは、もかさんと一緒だったから。自信に変えていいんじゃないかと思う。いつか強いと言ってもらえるタッグになれるように頑張りたい」と前を向いた。

 さらに「今までタッグの難しさを感じていて、うまくタッグらしい動きができてなかったけど、もかさんと組むことで一緒に頑張りたいという気持ちが強くて。気がついたらたくさん、もかさんの名前を呼んでいたり、今回のタッグトーナメントで学べた部分が多い」と収穫を口にし、巻き返しを見据えた。