広島は台風14号の接近を受けて予定されていた18、19日の中日戦(マツダ)が中止となったが、先発三本柱をフル回転させることが可能となった。

 もっか2連勝中と波に乗るチームだが、佐々岡真司監督(55)は「これ(=中止)はしょうがないことなのでね」とさばさばと話した。逆転CS進出をかけて残り6試合。この日、先発予定だった遠藤を中継ぎ待機させることが濃厚で、今後は最大2連戦と余裕のある日程となるため九里、森下、大瀬良の先発三本柱をそれぞれ2度起用する必勝ローテを組めることになる。

 その可能性について佐々岡監督は「そういう計画はできる」と言いつつも「なんで言わないといけんのよ(笑い)。中日は誰でいくかとか聞いてないのに。こっちがわざわざこっちで言わなくてもええでしょ」と煙幕を張った。

 現在、9人のリリーフ陣に遠藤が加われば盤石となりそうだ。指揮官は「ぐるぐる回すかもしれないし、10人というところもあるかもしれない。誰かが2イニング、複数イニングを投げられれば(翌日は)上がりというのもあるとは思う」。台風での小休止を利して、必ずCS切符をつかみ取るつもりだ。