ソフトバンクの牧原大成内野手が27日の広島戦(ペイペイ)で3安打2打点の大暴れ。チームを勝利に導いた。

 今宮が新型コロナウィルスの濃厚接触者疑いで登録抹消中。この日は「応急処置」(藤本監督)として、遊撃手のポジションで2番打者としてスタメン出場した。初回に先制につながる中前打を放つと、4回には右翼への適時二塁打。終盤・8回にも中前適時打と気を吐いた。

 ユーティリティープレーヤーで、これまでは〝器用貧乏〟の面もあった牧原。今季は藤本監督のもとで「ジョーカー」とのニックネームを付けられ、39試合に出場して打率3割1分8厘、1本塁打、14打点、5盗塁。スタメン出場だけでなく、代打の切り札として登場するなど、打線に欠かせない存在となっている。

「ジョーカーと言われているのは自分の中で気に入っている」と笑みを浮かべる。ただ、打てない際は指揮官から「ただの(トランプの2~10の)数字やんけ」と〝格下げ〟されてしまうとか。「しっかり最後までジョーカーでいられるように頑張りたい」と燃えている。