ソフトバンクが29日のロッテ戦(ZOZOマリン)に延長戦の末に2―1で競り勝ち、開幕4連勝を飾った。延長10回に代走で出場したルーキー・野村勇が快足を生かして二盗に成功。さらに一死三塁から今宮の三ゴロの間にヘッドスライディングでホームに生還した。藤本監督も「見事でした。こういう1点を取れたら、いい試合ができる」と満足そうに話した。

 選手との対話を重視するモチベーター型の藤本野球がハマっている。4位からのV奪回を目指すのと同時に、常勝が続いていた中で止まっていた世代交代も求められている限りなく難しい立場。開幕前には「俺も現役時代に経験あるけど、何で調子いいのに出られないの?とか、世代交代とかも(言葉として)出てくると、不協和音が出やすいところなんよ。それを出さないためにどうするか。だから寝られない」と悩みを口にしてもいた。

 そんな中で開幕前には各野手を呼んで面談。その立場に応じて話をしたという。偉ぶることなく選手目線に立ち、寄り添うことができる人柄には定評があるところ。日本ハムとの開幕戦ではまさかのスタメン落ちとなった大物新助っ人・ガルビスが途中出場して満塁弾を放ち、ヒーローになった。その開幕戦でバントミスを含む3タコで代打を送られた今宮も、2戦目以降12打数6安打2打点の大暴れだ。

 開幕戦ノーヒットで2戦目スタメン落ちした中村晃も3戦目で全4打席出塁。この日も途中出場で勝ち越しにつながる1本を放った。各選手が競争の中での悔しさをプラスの結果に変える好循環が続いていることが、好スタートの要因でもある。

 今後も「コミュニケーションを取りながら、選手のテンションを下げないようにしたい」と掲げる藤本監督。ベテランと若手の融合で快進撃を目指していく。