侍ジャパンナインに衝撃だ。カリフォルニア・ポスト紙は11日(日本時間12日)に名物記者ディラン・ヘルナンデス氏が執筆した「かつてドジャースの〝養成所〟のようだったが、今の侍ジャパンに未来のMLBスターは少ない」と題した記事を掲載した。

 侍ジャパンが世界一を奪還した2023年大会では大谷翔平投手(31=当時エンゼルス)、山本由伸投手(27=同オリックス)佐々木朗希投手(24=同ロッテ)、が代表の中心で、結果的に3人ともドジャース入りした。「それは日本球界の黄金時代を象徴するチームだった」と振り返り、現在の侍ジャパンには「大谷や山本のような存在はいない。佐々木級すらいないかもしれない」と伝えた。

 候補になり得そうな選手として挙げたのが高橋宏斗投手(23=中日)。前回大会では20歳ながら決勝の米国戦でトラウト、ゴールドシュミットを連続三振に仕留め、大きな衝撃を与えた。今大会でもチェコ戦で4回2/3を2安打無失点、5奪三振と好投したが、メジャースカウトの評価は「ここ数年、期待されたほど成長していない」と厳しいという。

 同記者は、現地で視察したメジャー球団スカウトが高橋の将来像を「メジャーの3番手か4番手クラス」と分析していると紹介。球速は最速96・8マイル(約156キロ)を計測したが「速球の動きは乏しく、制球も〝まあまあ〟。フォークは素晴らしいが他の変化球は平均的」と見られているという。

 その上で「多くの球団の3、4番手先発は、ドジャースのローテーション入りに苦労する可能性がある」と指摘。左腕の宮城大弥投手(24=オリックス)や金丸夢斗(23=中日)についても「メジャー先発としてはサイズが足りない」と辛口だ。

 野手でも今オフ、2度のセ・リーグMVPで三冠王経験者の村上宗隆内野手(26=ホワイトソックス)がドジャースが関心を示さなかったことで、佐藤輝明外野手(26=阪神)も「昨季40本塁打を放つ一方で163三振と粗さが残る打撃がネック」と、今一つ惹きつけるものがないのだという。

 最後は「高橋や佐藤のような選手が将来メジャーリーガーにならないというわけではない」と前置きするも「大谷、佐々木、山本は違う。ここ(アメリカ)でも、日本でも特別な存在だからだ」と、3人が別格であるかを強調した。