広島の小園海斗内野手(21)にとって、2021年は飛躍の年だった。シーズンの途中から正遊撃手として113試合に出場し、自身初めて規定打席に到達。いずれも自己最高の打率2割9分8厘、5本塁打(自己最多タイ)、35打点の成績をたたき出した。私生活では結婚し、子どもも誕生。そんな若鯉は充実の3年目をどう振り返り、どんな思いで2022年シーズンに向かっていくのか――。新春特別インタビューを前後編でお届けする。

 ――まずは2021年を振り返ると

 小園 キャンプが二軍で、最初も二軍でしたけど…ほんと悔しかったんで、一軍という先もありましたけど、まずしっかりと自分の二軍で結果を残すということを目標にやってきて、途中からチャンスもらって、それをしっかりと生かすことができたんで、良かったかなと思いますね。

 ――5月には新型コロナウイルスの陽性判定も受けた。その後は

 小園 (復帰して)最初はしんどかったですね、ずっと。後半で最初失速したのも、ちょっとしんどかったなというか…。エキシビションもあって(期間も)空きましたけど、疲れが結構ヤバかったなと。それもしっかり自分でケアしてやっていかないといけないですけどね。でもやっぱり1週間以上、ゆっくりしてると、何もできないときついんで。

 ――陽性判定後は体力が落ちた

 小園 体力も落ちてますし、自分の体の感じもちょっと違うなっていうか、あれおかしいなっていうのはありました。

 ――1年目と比べ試合数が増えた

 小園 疲れはたまってきますけど、それが当たり前なんで。そこでどうにかするっていうのは自分のあれなんで。でもどれぐらいかなっていうのはだいたいあるので、こういったことをしていれば楽になるというか、パフォーマンスが上がるというか、そういうのはあるので。

 ――プロで3年が経過。入団前に自分が考えていたところまで来た

 小園 まだっすかね。

 ――もっとできた

 小園 そうっすね。もっとできたというか…。それはもう21年もありますし。1年目、2年目に関しては、自分の実力不足で…。ちょっとずつは上がってきたなっていうのはあるんですけど、自分でもまだ。

 ――体づくりは

 小園 あんまり変わんないですけどね。特に大きくしたりとか、むっちゃ筋肉、筋力上げたろとかは、少しはありますけど、そこまで肉体改造したろうっていうのはないです。

 ――それでも入団時より体重は増えた

 小園 そこまで増えてないですけど、今ぐらいじゃないと動けないなと思うんで。だからそこまで変えてないです。でも技術もしっかりとやって、トレーニングは体幹とかそういう感じはやってますけど。

 ――ベスト体重は

 小園 85、86キロっすかね。84に落ちてもまだ大丈夫なぐらい。84~86キロぐらいでキープできれば。だいたい85、86キロでずっとキープしています。

 ――体形的にはヤクルトの山田哲人選手のような体形がいい

 小園 細くても、って言ったらおかしいですけど、そこまでめちゃめちゃ大きくして本塁打を打ったろうとか、そういうのはないですね。タイプとかもありますし。パワーは全然ないですけど、しっかりと打てるように。大きい打球もいいですけど、そこまで狙ってないです。

 ――本塁打をもっと増やしたいのかと…

 小園 全く思ってないです。安打で全然いいです。

 ――1年間でこれぐらい本塁打を打ちたいとかも?

 小園 21年も1年で134(安打)打って、10本ぐらいは打ちたいですよね。さすがに。狙ってるじゃなくて、それぐらい安打したら(もっと)本塁打できるんじゃね? みたいな。でも30本はないですし、そうなると打率が落ちるんで、それだったら率を上げての方が。僕は足もあるんで、転がせればミスもある。後ろにやっぱりいい打者が多いですし。

 ――背番号51の先輩は鈴木誠也外野手。引き継いだ時には…

【後編へつづく】