今季限りで23年間のプロ野球生活に別れを告げた松坂大輔氏(42)が、関西テレビの新春特番「松坂大輔 甲子園に愛された平成の怪物 松坂世代・藤川球児が迫る野球人生」(来年1月3日、午前8時40分=関西ローカル)に出演することが分かった。同局が発表した。

 番組では「平成の怪物」と言われた松坂氏が、伝説が始まった甲子園を引退後、初めて訪問。ナビゲーターは松坂氏を「松」と呼ぶ〝松坂世代〟の藤川球児氏が務める。

 2人は「やっぱりここは特別な球場」とバックスクリーンを背に対談。2人だけの甲子園で、高校野球をはじめプロ野球、メジャーリーグ、引退試合までの野球人生を振り返る。プロ23年間でのベストボールから、ライバル・イチロー氏との秘話、満身創痍の体で引退試合に登板した理由まで激白。さらに、松坂氏の人生に寄り添ってきた証言者たちがサプライズVTRで登場し、知られざる平成の怪物伝説を明かす。

 また、番組のナレーターは、松坂氏と同じ横浜高校野球部の1学年先輩で、バッテリーも組んでいたタレントの上地雄輔が務める。

 最後は甲子園のマウンドでラストピッチング。「平成の怪物」伝説は甲子園で始まり、甲子園で終わる。

 松坂氏は収録後、「まさか最後に甲子園のマウンドを使って投げさせてもらえるとは思っていなかったです。最高でした」と笑顔。「現役の時、関西に来ると非常に面白いヤジが聞けるので、いつも楽しみにしていました。関西に来るのは非常に楽しみでしたね。そして、こうして皆さんに最後甲子園のマウンドに立たせてもらう機会をいただけたことを本当に感謝しています」と締めくくった。