パドレス売却が間近に迫ってきた。米メディア「ウォールストリートジャーナル」などによると、投資会社クリアレイク・キャピタルの創業者であるホセ・E・フェリシアーノ氏と妻クワンザ・ジョーンズ氏がMLB過去最高額の39億ドル(約6200億円)でパドレスを買収し、6月のオーナー会議で決定が下される、と報じた。2023年11月に前筆頭オーナーのピーター・サイドラー氏が死去したことで身内で支配権争いが起きていたが、未亡人のシール氏が昨年11月から売却を検討し、手続きを整えていた。

 当初は19億ドル(約3000億円)の評価額と見られていたが、財界の大物たちが次々と参戦し、激しい入札合戦に発展。スティーブ・コーエン氏が2020年にメッツを買収した24億ドルを上回る最高額で〝落札〟された。夫妻は2022年にサッカーのイングランド・プレミアリーグのチェルシーを買収している。

 チーム内にも衝撃が走った。長年、顔役として活躍してきたマチャドは夫妻が同じプエルトリコ系と聞いて色めき立った。「彼らに会って組織についてどう考えているのか話し合うのが楽しみ。彼らがあの金額を提示してくれたのは特別なことと思う。彼らが組織に何を望んでいるかをすべて物語っています。サンディエゴの未来についてどのようなビジョンを持っているかを楽しみにしている」と米メディア「ジ・アスレチック」に期待を寄せた。

 さらに「球団にとって何が最善か、つまり優勝をもたらすにはどうすればいいかということです。39億ドルというのは大きな足がかりとなる金額です」と潤沢な資金力によるドラスティックな改革も見込めると考えている。同じ西海岸でドジャースの後塵を拝してきたパドレスが、オーナー交代を機に生まれ変われるか。