阪神〝サイン盗み疑惑〟を判定! ID野球経験のヤクルトOB「昭和の小学生か」

2021年07月06日 21時19分

審判を挟んで言い合う阪神矢野監督(右)とヤクルト・高津監督
審判を挟んで言い合う阪神矢野監督(右)とヤクルト・高津監督

 6日のヤクルト―阪神戦(神宮)の5回、阪神の攻撃で二塁走者の近本が打者に球種を伝達した疑いで、試合が一時中断するハプニングがあった。近本がリードをしながら左手を動かした仕草が、伝達行為にあたるのでは、とのアピールに対し、阪神ベンチからは「ゴチャゴチャ言うなや! 絶対やってへんわ! ボケ! アホ!」との怒声が飛び、矢野監督と高津監督が激しく言い合う事態に発展した。では、実際にサイン盗みは行われていたのか。ネット裏の評論家の見解は――。

【伊勢孝夫・IDアナライザー】結論から言わせてもらえば「サイン盗み? そんなやり方で、やるわけないやろ!」だ。ヤクルトの気持ちもわかる。今年の阪神打線は急に打つようになったし、佐藤輝が入ったぐらいで、普通ならそうは変わらない。神宮でもようけ打たれとるし『何かやってるんじゃないか?』と思ってしまうのは仕方ない。先入観があるんやろうね。

 もともと阪神には〝前科〟もある。ヤクルトから阪神に(1985年に)移籍した石井晶さんが、サイン盗みをやっとったのを高津監督も知っとるからね。ただ、それも二塁走者の球種伝達が禁止される前の話。とはいえ二塁走者が左手を挙げて打者にコースを知らせるなんて、昭和の小学生かと思うぐらい伝達方法としてはレベルが低い。そんなことを今の阪神がやるわけがないし、やるならもっとうまくやっとるわ。

 それでも「こんなやり方でやるわけがない」と誰もが思っている方法を、あえてやっているのだとしたら、一周まわってすごいこと。ただ、目立った動きをしていいことなんて何もない。昔のヤクルトだったら、ルールで禁止されているからこそ「普段はおとなしくしておいて、ここぞの場面でやれ!」となっていただろう。

 いずれにせよ今季の阪神の快進撃は、ヤクルトに限らず、他球団にそんな疑惑を持たれるほどのインパクトがあるということやと思う。

(本紙評論家)

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