阪神にトレードで新加入した右腕・二保旭投手(31=前ソフトバンク)が5日、兵庫・西宮市内で入団会見に臨み、新天地での飛躍を誓った。

 中谷将大外野手(28)とのトレードで今夏からタテジマに袖を通すことになった二保は「優勝争いをするチームに少しでも貢献できるようにしたい。矢野監督からも電話で『期待しているから頑張ってくれ』と言われました」と笑顔。指揮官は7日のヤクルト戦(神宮)での先発起用を早々と明言しており「正直、こんなに早くチャンスをいただけるとは思わなかった。期待されているのだなと思いましたし、恩返ししたいなと思いました」と表情を引き締める。

 交流戦終了後、5勝9敗1分けとやや失速気味の矢野阪神。最強軍団・ホークスからやってきた新右腕には16年ぶりのセ界覇権奪回への重要なピースとして大きな期待がかかる。