中日の根尾昂内野手(20)ら若手8選手が30日、社会貢献活動の一環として名古屋市内の4つの小学校を訪問。児童との触れ合いを通して、プロ野球選手の技術を間近で見せたり「夢」や「希望」を持つ大切さを伝えることをテーマに毎年、行っている。

 岡野とともに鶴舞小を訪れた根尾は児童を相手にキャッチボールをしたり、バットを持ってフルスイングを披露。全員の目の前で岡野がピッチングし、根尾は座って捕手役を務める一幕もあり、児童はもちろん、先生たちも大興奮だった。

 児童からの質問コーナーでは「負けたくない選手は誰ですか」と聞かれると、岡野は「プロ野球で活躍したいので、まずはドラゴンズで一番になりたい」と言えば、根尾は「京田選手です!」ときっぱり。遊撃だけでなく、今季はチーム方針で内野全般、外野にも挑戦したが、正遊撃手・京田への対抗心をあらわにした。

 来年1月には大阪・日本生命で先輩の大島が主催する自主トレに初めて参加予定。「とことん自分を追い込んでいきたい。大島さんから何か吸収してレベルアップしていきたい」と来季3年目の飛躍へ向けて意気込んでいる。