阪神は27日の中日戦(甲子園)を4―1で快勝。試合後の矢野燿大監督(51)は翌28日に先発登板する藤浪晋太郎投手(26)への期待を口にした。

 藤浪の先発マウンドは9月13日の広島戦以来、約1か月半ぶり。指揮官は「先発の調整というのをしっかりやってきた中ではないのでね。もちろん、晋太郎が長いイニングを投げたいという思いで行くとは思うけど、目の前の打者を抑えるという形で、その状況の中でこっちが(交代の時期を)判断していこうと思っている」と話し、あえてイニングのノルマ等は設けていないという。

 久しぶりの先発舞台となる藤浪も「ペース配分は意識せずに一人ひとり抑えていくことに、集中したいと思います」と、あくまで中継ぎの心構えのままに、先発マウンドに臨む模様だ。

 右腕は今季で先発としては結果を残せなかったが、先月9月25日に中継ぎ陣を中心に、一軍選手が新型コロナウイルスに集団感染、濃厚接触者指定等により、大量10選手が戦線離脱した件を機に中継ぎに配置転換。これが見事にハマり以降、中継ぎでは13試合で7ホールド(1敗)、防御率2・35と安定感あるパフォーマンスを披露していた。

 19日のヤクルト戦では、自己最速&球団最速を更新する162キロを計測。持ち味の剛速球にも磨きがかかり、中継ぎでは8試合連続無失点中と、シーズン終盤で徐々に存在感を発揮している。