ライバル戦々恐々の最強タカ助っ人〝右の柳田〟はいつ出てくる?

2020年08月08日 06時15分

すでに一軍に合流しているグラシアル。登録のタイミングはいつか

 ソフトバンクが7日の楽天戦(楽天生命)に4―7で痛い逆転負け。再び楽天と同率首位となった。そんな中でパの他球団関係者が「いつごろに出てくるんですか? あのバッターが加わるとヤバいですからね」。こう戦々恐々としているのが「右の柳田のような打者」と警戒する声までもあるジュリスベル・グラシアル内野手(34)だ。

 いつ登録されるのかと注目が集まるのも無理もない。母国・キューバから7月中旬に再来日したグラシアルは、2週間の待機期間をへて5日にデスパイネと一軍が遠征している仙台に電撃合流した。実際のところは実戦から離れているため初期の調整段階。タマスタ筑後が〝コロナ禍〟で揺れているがゆえの措置なのだが、球場でのフリー打撃にしても、スロー調整ムードのデスパイネとは異なり、試合に出てきてもおかしくないような強烈な打球を飛ばしている。

 ライバル球団の見立てとしても「デスパイネは一発の怖さはあるが穴もある。ただ、グラシアルは穴の少ない好打者で柳田もより生きてきたりと〝打線〟として一気に怖くなる」との声がある。実際の数字でも、昨季は母国の国際大会に出場するために帰国したことで規定打席には届かなかったが、打率3割1分9厘、28本塁打をマークした。長打率はパ・リーグ1位で、CSと日本シリーズでも通算で過去最多タイの6本塁打を放った。

 鷹首脳陣は両助っ人について「打撃の状態よりもまずは試合に出られる体にすること」(平石打撃兼野手総合コーチ)と話す。焦らない方針で8月後半を考えているようだ。ただ、後輩のモイネロが「ロッキー以上のロッキー」と評するほどストイックな男は動きからしても入念な準備が見て取れる。すべては二軍戦に出場してからだが、恐怖の打者が予定よりも早く大暴れするかもしれない。