広島・野村が投壊救う8回無失点で今季初勝利「シーズンはこれから」

2020年07月29日 21時38分

佐々岡監督に肩をもまれ笑顔の野村

 広島の9年目右腕・野村祐輔投手が29日の中日戦(マツダ)で8回無失点の力投を見せ、2―0の勝利に貢献。今季初勝利を挙げた。

 直球の最速は139キロながら精密機械のような抜群の制球が威力を発揮。昨季6試合に投げて4勝1敗、防御率1・95と好相性を誇った中日打線を5回まで完全投球。7回無死一、二塁のピンチには4番・ビシエドを注文通りの三ゴロ併殺打に仕留めると、続く高橋も右飛に抑えて得点を許さなかった。

 投手陣の非常事態に奮い立った。大黒柱の大瀬良がコンディション不良のため登録抹消。経験豊富な野村への期待は高くなるだけに「シーズンはこれからなので、しっかり引っ張っていけるように頑張りたい」と話した。新人ですでに2勝を挙げている明大の後輩・森下にも負けたくない。右ふくらはぎ痛のため開幕から出遅れた分を取り戻す覚悟があった。

 そんな右腕の気迫に呼応したのが鈴木誠也だ。0―0の6回二死一塁、中日・松葉からバックスクリーン右に9号2ラン。「(野村)祐輔さんが頑張っているので、いい先制点になってよかった」という主砲のひと振りが試合を決めた。晴れて最下位脱出の広島は遅ればせながら今季初の零封勝ち。この1勝を浮上の足掛かりにしたい。