中日OBから疑問の声 「星野監督なら罰金50万円だった…」

2019年11月08日 16時30分

一塁上でDeNA・ロペス(右)と話すアルモンテ

 中日OBの間から現役の選手に対してボヤキが出ている。「今の子たちは他球団の選手とも仲が良いがそれはどうなのか? ヒットを打った後、塁上で相手チームの選手と笑顔で話しているのを見るとガッカリしてしまう」。星野監督時代をよく知るOBはそう嘆く。

 ドラゴンズといえばかつてはどこよりも他球団とのなれ合いに厳しいチームだった。特に星野監督時代はグラウンドで相手チームの選手としゃべろうものなら即・厳罰処分。1987年から91年にかけての第1次星野政権時、相手チームとの私語に対する罰金は50万円だったという。そのため試合前の練習中には相手チームの選手から話しかけられても無言でその場から立ち去るシーンがしばしば発生。当時、中日には仁村徹(現中日二軍監督)、巨人には兄の仁村薫が在籍していたが、グラウンドで2人が言葉を交わすことはなかったといわれているほどだ。

 昭和のころの話とはいえ、星野監督がここまで厳しくチームを律したのには理由がある。「高額な罰金ばかり注目されがちだけど『選手にとっては何試合あるうちの1試合でも、今日来てくれたお客さんにとってはこの1試合だけかもしれない。だからこそ真剣に戦わないといかん』というのが星野監督の考えだった」(前出のOB)からだ。

 時代は平成、そして令和へと移り変わり、今では他球団の選手と合同自主トレを行うのも当たり前となった。だが、どこよりも勝負に対して厳しい姿勢で臨むのがかつての中日だっただけに「仲良くしていて試合で厳しく攻められるのか?」といった疑問の声もOBの間からは上がっている。