エンゼルスの大谷翔平投手(27)は9日(日本時間10日)に本拠地アナハイムでのレイズ戦に「3番・DH」で出場し、6回に10試合、42打席ぶり、今季本拠地初アーチとなる5号を放った。4回にも中前打を放っており、マルチ安打は今季8度目。

 トラウトの2ランの余韻が残る中、打席に入った。6回無死無走者でマウンドは2番手の左腕ビークスだ。ほぼ真ん中に甘く入ってきた初球の81・1マイル(約142キロ)のカッターを逆方向へフルスイング。角度22度、打球速度109・4マイル(約176キロ)で打ち上げた白球は大歓声の中、左中間に飛びこんだ。10試合、42打席ぶりの5号は飛距離407フィート(約124メートル)。待望の今季本拠地初アーチだった。

 昨年26発放ったエンゼル・スタジアムで今季は試合前の時点で15試合65打席ノーアーチ。68打席目でやっとマークした。これでメジャー通算98号。松井秀喜(175本)、イチロー(117本)に続く、日本人選手3人目の100号めであと2とした。

 4回一死一塁では相手先発の左腕スプリングスからラッキーな中前打。外角低めの初球スライダーに詰まらされるも中堅キーアマイヤーが見失ってポトリと落ちた。1回二死無走者は右飛だった。