今オフのFA市場の目玉の一人、サイ・ヤング賞3度、通算190勝のマックス・シャーザー投手(37=ドジャース)はエンゼルスの大谷翔平投手(27)の同僚になる可能性はあるのか。

 米スポーツサイトのブリーチャー・リポートは24日(日本時間25日)に「FAになるシャーザーを獲得する可能性があるMLB球団ランキング」というタイトルの特集記事を掲載し、エンゼルスを4位に挙げた。エース級の先発投手補強が必須のエンゼルスにとっては願ってもない存在だ。ちなみに3位はブルージェイズ、2位はジャイアンツ、1位は再契約となるドジャースだった。

 シャーザーの今季年俸は3460万ドル(約39億2300万円)と高額だが、エンゼルスの2022年の支出(年俸)は今季から5200万ドル(約58億9700万円)減が予想されており、問題はない。さらにはシャーザーが好むであろう温暖な気候も“オファー”できることから、MLBネットワークのヘイマン記者が「(エンゼルス入りの)可能性は高い」と指摘していることも挙げた。

 ヘイマン記者は8月12日(同13日)に自身のツイッターに「エンゼルスは冬にマックス・シャーザーにとって大きな存在になるかもしれない。LA(ドジャース)とLA(エンゼルス)の対決になるかもしれない。(中略)彼の移籍(候補)リストを見ると、明らかにLAが好きなようだ」と投稿している。

 ただ、エンゼルス入りを検討する際に懸念材料もある。同サイトは「エンゼルスが勝てるチームになろうと努めてはいるが、実現できていないことである」と指摘。一方、「エンゼルスには大谷翔平投手、マイク・トラウト外野手(30)という球界最高の選手がいることや、名将ジョー・マドン監督が指揮を執っていることから、FA移籍の可能性は絶望的ではない」と伝えた。