ドジャースの大谷翔平投手(31)の今季の目標はワールドシリーズ3連覇だ。一方、個人記録で注目されているのが、まだ手にしていない投手の勲章、ナ・リーグのサイ・ヤング賞を受賞できるかどうかだ。米スポーツサイト「スポーティング・ニュース」は27日(日本時間28日)に「大谷はサイ・ヤング賞投票で上位に入るだけでなく、受賞する現実的なチャンスがある」と候補として認められていると報じた。

 同サイトは開幕から19勝9敗と順調に勝ち星を重ねるドジャースの原動力の一つとして、「打者として電撃的なだけでなく、投手としてもほぼ完璧な大谷のおかげ」と、その存在感を強調した。

 大谷はここまで4試合で24イニングを投げて25奪三振、自責点1、防御率0・38と圧巻の数字を残している。同サイトは「大谷がサイ・ヤング賞を取ると考えるのは決してクレイジーではない」とし、打者92人と対戦し、被安打はわずか12本である点を指摘。「このペースを維持し、25試合以上に登板すれば、受賞、少なくとも次点に入る理由は十分にある」と伝えた。

 ちなみに規定投球回に達していないため、参考記録であるが、防御率はリーグ1位のロブレスキ(ドジャース)の1・50を大きく下回り、被打率1割4分1厘はリーグトップのスキーンズ(パイレーツ)と同じだ。WHIP(1イニング当たりの走者数)0・75は1位のグラスノー(ドジャース)0・70、2位スキーンズ0・72に次ぐ、3番目。

 また、米ヤフースポーツのポッドキャスト番組「ベースボール・バー・B・キャスト」でも同日、司会のジェイク・ミンツ氏とジョーダン・シャスターマン氏が「大谷ウォッチ」の中で言及。「投手としてはこれまでで最高レベルのパフォーマンス」と評価し、イニング数の少なさを認識しながらも、サイ・ヤング賞候補の一人としての立場は揺るがないとした。
 特に注目点として挙げられたのが、被本塁打ゼロ。「イニング数は他の投手より少ないが、本塁打を一本も許していない」と、その隙のなさを強調した。規定投球回数に達した投手で被本塁打0はロブレスキとムジンスキ(パイレーツ)の2人だけだ。

 米オンラインカジノ王手「BetMGM」では開幕直後は+3000だったオッズが現時点では+550でスキーンズの+170、ドジャースの山本由伸投手(27)の+400に次いで3位。
 28日(同29日)の本拠地マーリンズ戦に今季初の中5日で先発予定。前回登板のジャイアンツ戦では100マイル(約160・7キロ)超を7球マークした。さらなる無双投球を見せてくれるか注目だ。