米FOXスポーツが13日(日本時間14日)に放送したMLB関連の番組で「なぜ今季のア・リーグMVPにエンゼルスの大谷翔平が相応しいか」と問われた、通算696本塁打のアレックス・ロドリゲス氏と同541本塁打のデービッド・オルティス氏のやり取りが話題になっている。

 司会のベン・バーランダー氏が「今年の大谷がいかにスペシャルだったかについて少し話してほしい」と投げ掛けると、ロドリゲス氏が先陣を切った。「見ているだけで楽しかった。日本から独身で来た青年が素晴らしい偉業を成しとげた。体力的にも精神的にも、すべてのことが大変だったと思う。投手として25試合に先発して、打者としても出場した」

 この発言をオルティス氏が「あなたもそうなりたいなら独身でいることだよ」と切り返したところ、スタジオは大爆笑に包まれた。ロドリゲス氏は「私はまっとうな結婚をしていたよ」と反論すると、大谷の偉業についてこう語った。

「彼がしたことはどれほどレアなことか。ベーブ・ルースと比べても圧倒的に優っている。だからこそ彼がMVPだ」

 一方のオルティス氏も「彼が今の野球界でやったことに私は非常に感銘を受けた。ワオと言うほど見事な成績を残した。投球にしても打撃にしても、すべての能力を兼ね備えている。今年は野球を見ることがとても楽しみだったし、実際に楽しかった」と賛意を示した。
 
 両雄はそろって大谷がメジャーに与えたインパクトを強調、ア・リーグMVP受賞に太鼓判を押した。