第104回全国高校野球選手権大会(甲子園)8日目の13日、第1試合で18年ぶり12度目出場の浜田(島根)が9年ぶり2度目出場の有田工(佐賀)を5―3で下し、初戦を飾った。18年ぶりの聖地白星で3回戦にコマを進めた。
初回に先制されても慌てなかった。3回に相手のミスと3番・波田(2年)の中前適時打で逆転に成功。再び試合を振り出しに戻されてから迎えた6回にも単打を集めて6番・高木(3年)、9番・中村(3年)の右前適時打で3点を勝ち越し。終わってみれば、10安打はすべてシングルヒットで「つなぎの浜高野球」を存分に発揮した。
投げては2年生左腕・波田、エース・森井(3年)の継投で3点でしのぎ、リードを守り切った。
チームは新型コロナウイルスの集団感染と判断され、回復までの期間を考慮し、大会8日目に初戦が組まれる異例の救済措置でこの日の戦いに臨んだ。相手の有田工も集団感染と判断されており、同様の措置によって初戦の2回戦で両校が相まみえた。
紆余曲折を経て勝利をつかみ取った試合後の家田康大監督(36)は「まず試合ができたことが何よりもうれしくて…。寛大な措置をとっていただき、生徒がうれしそうな顔をしていて、それを見られただけで幸せでした。生徒たちは頼もしく見えました」と表情を緩ませた。
「試合に関してはできすぎた部分もあるのかなと思うが、大振りせずにつなげていく意識がヒット10本になった。(集団感染で調整が)難しかったが、体幹トレーニングを中心に体力を落とさないようにと言ってきた。挑戦者ですし、どこのチームも力があって実績が上。県立校ではあるが、できることを着実にやっていきたい」とも続け、言葉に力を込めていた。












